当研究室では、電気工学および光工学を基盤として、細胞・組織の状態変化を高精度に計測し、その情報に基づいて生体機能を能動的に制御するバイオエレクトロニクス技術を創出します。
特に、老化細胞や疾患組織に着目し、電気刺激・光刺激・インピーダンス計測・誘電泳動・プラズマ技術などを活用した次世代医療・ヘルスケア技術の研究を進めています。
老化細胞は加齢関連疾患や慢性炎症との関連が注目されています。本研究室では、細胞膜特性や誘電特性の違いに着目し、誘電泳動を利用した老化細胞のラベルフリー検出・分離技術の開発を行っています。
老化細胞では細胞膜脂質秩序や膜透過性が変化することが知られています。本研究室では、インピーダンス計測や蛍光イメージングを用いて、細胞状態変化を高感度に可視化する研究を行っています。
老化細胞は加齢や疾患進行に関与する一方、既存の薬剤型Senolyticsには副作用や全身投与の課題があります。本研究室では、ナノ秒パルス電界刺激を用いて、老化細胞を選択的に除去する物理Senolytics技術の研究を進めています。
食道狭窄などの線維化疾患に対し、局所加熱や機械刺激を利用した低侵襲治療デバイスの研究を行っています。電気工学・熱工学・医療工学を融合し、患者負担を低減する新規治療法の実現を目指しています。
大気圧非平衡プラズマや高電界刺激は、細胞膜や細胞内シグナルに影響を与えることが知られています。本研究室では、電気刺激と生体応答の相互作用を解析し、がん・老化・創傷治療などへの応用を目指しています。